「ご所望の場合」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「ご所望の場合」とは? ビジネス用語

この記事では「ご所望の場合」について解説をします。

「ご所望の場合」とは?意味

あるものを求めるときは、という意味です。

「ご所望」「所望」「ご」を添えて、敬意を示す表現にしています。

「ご」を他人の行為や持ち物などを表す言葉につけると、その人へ尊敬の意を表す形になります。

「所望」は、これが欲しい、こうして欲しいと望むことです。

「場合」はそうなったときという意味です。


「ご所望の場合」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、これが欲しい、こうして欲しいと望んでいるものがあるなら、話し手の方でこうします、あなたの方でこうしてください、と伝えるために用います。

「場合」の後に、「私の方でこうします」または「あなたの方でこうしてください」という意味の言葉を続けます。

たとえば、「ご所望の場合、お知らせください」という使い方をします。

飲食店にお客さまがやってきました。

この店では料理にあわせたカトラリーを渡しているのですが、他のカトラリーを使いたい場合は、言ってもらえればそれを渡しています。

求めがなければ通常のものを出します。

海外からのお客さまは使い慣れたものがよかったり、小さなお子さんはスプーンの方が使いやすかったりするので、それに対応するためです。

そういったときに、「スプーンなどご所望の場合、お知らせください」とお客さまに伝えます。


「ご所望の場合」を使った例文

・『ご所望の場合、おっしゃっていただければ、こちらでご用意いたします』

「ご所望の場合」の返答や返信

この後に何が伝えられるかによって返す言葉は変わります。

「何か望むものがあるなら言ってください」という場合は、望むものがあるようならその事柄を伝えてください。

何もなければ「今はありません」と伝えるとよいでしょう。

「私の方でこうします」と話し手が何か対応をしてくれるなら、そのことへお礼を伝えましょう。

そうしてもらう必要がないならば、丁寧にお断りをします。

まとめ

この言葉は、聞き手の方で欲しいものやして欲しいことがありそうなときに伝えるものです。

何かを望むならば、話し手の方であることをしたり、相手の方で何かをしてもらったりするときに用います。

この後に何をするのかを伝えてください。

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