この記事では、日常でもビジネスシーンでもよく使われるフレーズの「いかばかりかと拝察いたします」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「いかばかりかと拝察いたします」とは?
「いかばかりかと拝察いたします」のフレーズにおける「いかばかり」は、「どれくらい、どれほど」と言った意味の言葉です。
次の「拝察」は「推察」の謙譲語です。
また「いたします」は「する」の謙譲語の「いたす」に丁寧語の「ます」が付けられたもので、「します」のより丁寧な表現です。
したがって「いかばかりかと拝察いたします」のフレーズは「どれほどかと推察します」との意味の丁寧な敬語表現となります。
「いかばかりかと拝察いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「いかばかりかと拝察いたします」のフレーズは、「拝察」と「いたす」の謙譲語が重ねて使われているので、厳密には二重敬語だと言えます。
しかし、このフレーズは広く使われており、問題ない表現だとされています。
それも二重敬語ではないかと不安な方は、「いかがかりかとお察しいたします」と言い換えると良いでしょう。
「拝察いたします」と同様に「拝見いたします」や「拝受いたします」も広く使われており、問題ない表現とされています。
「いかばかりかと拝察いたします」を使った例文
・『ご心労はいかばかりかと拝察いたします』
・『ご苦労のほど、いかばかりかと拝察いたします』
「いかばかりかと拝察いたします」の類語や言い換え
「いかばかりかと」の類語としては「どれほどかと」や「どれくらいかと」が挙げられます。
また「拝察」の類語としては「推察」や「察する」が挙げられます。
したがって、「いかばかりかと拝察いたします」のフレーズは、類語を組み合わせて「どれほどかと推察いたします」や「どれくらいかと察します」と言い換えることができます。
また、「いたします」の部分を換えて「いかばかりかと拝察申し上げます」と言い換えることもできます。
まとめ
「いかばかりかと拝察いたします」のフレーズは「どれほどかと推察します」との意味の丁寧な敬語表現です。
厳密には、謙譲語が重ねて使われた二重敬語ですが、広く使われている表現で、現在では問題ないとされています。