この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「これを受けまして」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「これを受けまして」とは?
「これを受けまして」のフレーズにおける「これ」は、直前に話題となっている事柄を指して使われている言葉です。
次の「受けまして」は、「受ける」に丁寧語の「ます」と接続助詞の「て」が付けられた表現です。
ここでは、「受ける」は「働きかけに対処して」といった意味で使われています。
したがって「これを受けまして」のフレーズは、「この働きかけに対処して」といった意味の丁寧な表現となります。
「これを受けまして」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「これを受けまして」は、直前の話しを引き継いでといった意味で、このフレーズの後ろには「〜します」との言葉が続けられます、例えば、「社長よりIT活用による更なる業務効率化の方針が発表されました。
当部門では、これを受けまして新しい業務改善システム開発に取り組みます」等のように使われます。
「これを受けまして」を使った例文
・『3年毎の全社中期経営方針が発表されました。これを受けまして当部門でも中期運営計画の策定を始めました』
・『弊社の業務に関連する許認可制度の一部が改訂されました。これを受けまして社内の業務ルールの見直しを進めています』
・『最近、品質トラブルが増大しています。これを受けまして、弊社では緊急の品質総点検を実施いたします』
「これを受けまして」の類語や言い換え
「これを受けまして」のフレーズは、簡略な表現として「これを受けて」と言い換えることができます。
また、このフレーズは「これを踏まえまして」と言い換えることもできます。
まとめ
「これを受けまして」のフレーズは、「この働きかけに対処して」といった意味の丁寧な表現です。
類似の「これを踏まえまして」との表現もよく使われます。