ここでは「それを受けて」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「それを受けて」とは?
「それを受けて」は、何かがあったことが引き金になって、といった意味で用いられています。
それがタイミングになって、と解釈することもでき、どちらの場合もそれがあったため、この後に続ける内容に繋がった(そうなるかも知れない)という使い方になり、「昨日、日銀の金融緩和策の発表がありました。
それを受けて、今日は株価の値動きが激しくなると予想されます」などと用いられている表現です。
このような使い方だけでなく、何かがあったためにそうなった、という色々な用い方をされています。
「それを受けて」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「それを受けて」は、ビジネスシーンでもよく使われている表現です。
例えば、「○○部長より、ゴーサインが出ました。
それを受けて、早速人員の確保を行う予定です」のような用い方をしたり、「○○社が新製品を発表したようです。
それを受けて、競合各社が値下げに踏み切ることが予想されます」といったようにも使うことができます。
「〜ことを受けて」という用い方にしても同様に使えるため、先の例はそちらを使って「○○社が新製品を発表したことを受けて〜」のように言い替えても一緒です。
「それを受けて」を使った例文
・『事故があり、○○線が止まっているようです。それを受けて、タクシーがなかなか捕まりません』
・『色々なものが値上げされていますが、それを受けて消費が低迷していると言われています』
「それを受けて」の類語や言い替え
・『それを踏まえて』
この「踏まえて」とすると、そういったことがあったからこそ、という意味で使われる表現になります。
「〜受けて」と似た解釈になりますが、それがあってこそ、といった用い方に限定されるため、「今年度の予算が決定したので、それを踏まえて早速備品の購入を行う予定です」のような使い方がよく見られます。
まとめ
「それを受けて」は、何かがその引き金となって、それがタイミングになって、という意味で使われています。
よって、この前に述べる事柄がなければ後に続ける内容には繋がらなかったかも知れず、それがあったためにこういうことになった(なるかも知れない)と用いる表現になります。
