ここでは「ご心配のことと思います」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご心配のことと思います」とは?
「ご心配のことと思います」は、その相手が何かについて心配しているのではないかと考えて使います。
例えば、中古の商品を販売している側が「きちんと動作するかご心配のことと思いますが、出荷前に念入りなチェックを行っておりますので〜」といったように用いると、中古品なのでそんな心配をしているのではないかと思っている使い方になります。
このように、使う相手がそういう心配をするかも知れないと考えて使う表現になり、予め先の例のような内容を伝えておくための表現です。
「ご心配のことと思います」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご心配のことと思います」は、そういう心配があるかも知れないが、特に問題はない、大丈夫だといったように続けて使います。
そのため、前述の例もそうですが、「その点がご心配のことと思います。ですが、万全の体制で〜」などと、その心配には及ばないと伝えることになり、それによって安心してもらおうと考えて用いられます。
そういった性質から、いわゆるFAQのような使い方をする場合も多く、ビジネスシーンでは他社など対外的な相手に対して使うことがほとんどです。
「ご心配のことと思います」を使った例文
・『前バージョンのような初期の不具合をご心配のことと思いますが、今バージョンでは徹底的にそういった部分をチェック済です』
・『間に合わないのではないかとご心配のことと思いますが、そちらの問題はございません』
「ご心配のことと思います」の類語や言い替え
・『ご懸念されていることと思います』
この「ご懸念」としても、その心配をしているのではないかといった意味で使うことができます。
よって、言い替えに使える表現になりますが、少し堅くなるので口語には向いておらず、文章で使うことがほとんどになり、用いる相手も立場が上の相手になる場合が多いと考えていいでしょう。
まとめ
「ご心配のことと思います」は、そのような心配があるかも知れないが、と続けて用いる表現です。
そんな心配をするのではないかと考えて使うことになり、そのようなことは考えなくていい、特に問題はないなどといった内容を続けて用いられてます。