ここでは「念のためご報告まで」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「念のためご報告まで」とは?
「念のためご報告まで」は、念のために知らせておいた方がいいと思ったことを報告する際に、その文末の締めとして用います。
例えば、何かが届いたら連絡して欲しいと言われていた場合に、「到着はまだですが、明日には届くものと思われます。
念のためご報告まで」といったような使い方になります。
この場合、それが届いていないので、本来まだ報告の必要はありませんが、念のために明日には届くと思うと知らせています。
このように、使う側の判断で勝手にその報告を行う場合に使う表現です。
「念のためご報告まで」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「念のためご報告まで」は、先のように、しなくてもいい報告だという意味になると考えていいでしょう。
つまりは使う側の親切心から行っていますが、内容によっては余計な報告になってしまうこともあるので注意が必要です。
前述した、何かが到着したら連絡をするようにと言われていたような時に、明日になりそうだといった内容であれば特に問題はないと考えられますが、「いつ届くかまだ不明です」のような内容であれば、その余計な報告になる可能性が高いので、そういった用い方しないように気をつけてください。
「念のためご報告まで」を使った例文
・『○○ですが、現在およそ8割程度まで終わっています。念のためご報告まで』
・『あまり関係ないかも知れませんが、○○さんが本日帰国したそうです。念のためご報告まで』
「念のためご報告まで」の類語や言い替え
・『一応ご報告まで』
この「一応」としても、同様に本来する必要はない報告だという意味になります。
ただし、少々フランク気味になるため、あまりビジネス向けではなく、元の「念のため〜」や「まずは〜」といった形の方がそちらのシーンで用いるのに適しています。
まとめ
「念のためご報告まで」は、求められている報告内容ではないものの、知らせておいた方がいいだろうと考えてそれを伝えているという意味で用いられます。
その報告の後に文末の締めとして使われていますが、内容自体が余計なものにはならないように注意してください。