どのように使うのか、分からない敬語があります。
「拝読させていただきました」の正しい使い方と例文を見ていきましょう。
「拝読させていただきました」とは?
「拝読」は自分が読むこと、眺めることをへりくだってお伝えする言い方です。
謙譲語としてのニュアンスがあり、何かに目を通した自分の行動を下げています。
また「させていただきました」も謙虚に自分の行動をお伝えする言い方です。
そのため「拝読させていただきました」で「読ませてもらいました」と訳せます。
「拝読させていただきました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
見たこと、読んだことを相手にお伝えしたいことがあります。
例えば目上の方が自費出版した本、あるいはSNSの文、リポート用紙を見たことなどが挙げられます。
「読みました」だと偉そうに聞こえるので「拝読させていただきました」だと居心地よく感じられるでしょう。
ただ文法上で「拝読させていただきました」は謙譲語のダブル使いとなるので、誤りにあたります。
けれども最近では「拝読させていただきました」もひとつの敬語として浸透しています。
周りの上司も使っているようなら、適度に取り入れていくという方法もあるでしょう。
一方で文法としては誤りなので、他の置き替え表現を知っておくことも大切です。
色々なパターンを学んでおきましょう。
「拝読させていただきました」を使った例文
・『先生の新刊、拝読させていただきました』
・『ありがたく拝読させていただきました。ありがとうございます』
「拝読させていただきました」の類語や言い替え
似ている用語に「拝見しました」があります。
拝見も「見る」の謙譲語にあたり、ビジネス使いしやすいフレーズです。
このほか言い替えに「拝読しました」や「見せていただきました」があります。
こちらも併せて覚えておきましょう。
まとめ
「拝読させていただきました」を解説しました。
正しい表現を心得ていると、どこに行っても笑顔の対応が取れるようになります。
自分に自信をつけるために、言葉のスキルを磨いていきましょう。