ここでは「計り知れないほどの」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「計り知れないほどの」とは?
「計り知れないほどの」は、その上限や限界が分からないほど、という意味になります。
「彼は計り知れないほどの実力を秘めている」などと用いられ、この場合は、その彼の実力は上限知らずだと言っています。
あくまでこのように使う人がそのようだと思うという使い方になりますが、用いられた側としてはかなりの評価をしてもらえたと捉えてかまわず、それほどのものだという使い方で、特には悪い意味でそれほどのものだという使い方をすることもあります。
「計り知れないほどの」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「計り知れないほどの」は、主としてそのような力を持っている、といった使い方で用いられています。
それだけすごいものがある、という意味になるため、「この文献には計り知れないほどの魅力がある」といったような用い方をしてもよく、やはり、このように使った側がそのように考えていると思って使っているものの、それだけのことだという意味で用いており、想像がつかないほど、とても何かを基準として計るようなことはできないといった解釈になります。
「計り知れないほどの」を使った例文
・『この発明は、計り知れないほどの可能性を秘めていると確信しています』
・『○○社は社運をかけたプロジェクトの失敗から、計り知れないほどのダメージを受けてしまったと聞いています』
「計り知れないほどの」の類語や言い替え
・『予想もつかない』
予想することなどできないという意味になり、このように使っても「計り知れないほど」と言っているのと同じく、とても計ることはできないほど、と解釈されます。
意味としてはほどんど同じですが、こちらの方がニュアンスとして少し弱くなり、それを強めて伝えたい場合に「計り知れない〜」の方を使うという使い方がよく見られます。
まとめ
「計り知れないほどの」は、どれほどのものか想像がつかないほど、という意味で使われています。
その上限が分からない、何かを基準にして計るようなことはできないといった解釈になり、それだけいい意味で、または悪い方にそうだという用い方をされている表現になります。