「諸般の事情により閉店」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「諸般の事情により閉店」とは?
「諸般の事情により閉店」とは、ビジネス上で使う会話やメールなどにおいて「さまざまな事情によりまして閉店することが決定いたしました」もしくは「諸々の都合を踏まえてお店をたたむことを決断いたしました」などという意味合いで使われている表現です。
自社が運営している販売店舗や直営の商店などが数多くの理由によって閉店せざるを得ない場合などに用いられている文言で、関係各所へ向けて閉店する旨を周知連絡する際などに使用されています。
「諸般の事情により閉店」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「諸般の事情により閉店」とは、「不本意ではございますが閉店しなければならない状況でございます」ないし「さまざまな角度から検証した結果、閉店させていただくことにいたしました」などという意味合で使われている言い回しです。
ビジネスにおける「諸般の事情」とは「経営上の問題点や障害」あるいは「人材難や人手不足」などというニュアンスで用いられており、これら複数の事情が重なることで泣く泣く閉店しなければならない状況に追い込まれてしまった旨などについて言及することができる表現です。
「諸般の事情により閉店」を使った例文
・『本販売店は諸般の事情により来月末に閉店することが決定いたしましたが、最後の営業日までご愛顧いただけますようお願い申し上げます』
・『諸般の事情により閉店せざるを得ない状況でございますので、来週より閉店セールを実施いたします』
「諸般の事情により閉店」の類語や言い替え
・『さまざまな理由により閉店』
・『複雑な事情を解消することができないため閉店』
・『経営状況が芳しくない状況でございますので閉店』
まとめ
「諸般の事情により閉店」とは、ビジネスの場において「複数のマイナス要因などによりまして閉店させていただきます」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを深く理解した上で、その時の場面や状況などに応じて適切に使いこなしましょう。
