「お忙しいことと存じますがご自愛」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「お忙しいことと存じますがご自愛」とは?
「お忙しいことと存じますがご自愛」とは、あなたが相手の忙しさを知りつつ、相手の体調を気遣いたいときに使用できる言葉です。
「多忙にしていると」の敬語表現の「お忙しいことと」と、「思うが」の謙譲語「存じますが」を組み合わせて「さぞ忙しくしていることと思いますが」という表現となります。
これはビジネスにおける定型文で、実際に相手が忙しいかどうかは関係なく使用される言い回しのひとつです。
「ご自愛」は「自分を大切にする」「体調を崩さないように気を付ける」という意味で、通常「ご自愛ください」「ご自愛の程お祈り申し上げます」のように使用されます。
丁寧な表現ですので自分より目上の方や敬意を払うべき相手にも使用できます。
「お忙しいことと存じますがご自愛」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「お忙しいことと存じますがご自愛」を使用する場合、どのような使い方になるでしょうか。
たとえばあなたが取引先に季節の挨拶メールを出すとします。
その際、結びの挨拶として「お忙しいことと存じますが季節柄お身体くれぐれもご自愛ください」のように伝えるとあなたの気遣いの気持ちが伝わります。
「お忙しいことと存じますがご自愛」を使った例文
・『さぞお忙しいことと存じますがご自愛の程お祈り申し上げます』
・『お忙しいことと存じますがご自愛くださいますようお祈り申し上げます』
「お忙しいことと存じますがご自愛」の類語や敬語での言いかえ
たとえば「お忙しいとは思いますがご自愛」や「ご多忙の折とは存じますがご自愛」「ご多忙とは重々存じておりますがご自愛」「ご多用とは存じますがご自愛」「お忙しいことと拝察いたしますがご自愛」などに言いかえできます。
まとめ
このように「お忙しいことと存じますがご自愛」は、あなたが相手の忙しさを知りつつ、相手の体調を気遣いたいときに使用できる言葉です。
ビジネスでもプライベートでも使える言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。
