「せっかくの機会なので」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「せっかくの機会なので」とは?
「せっかくの機会なので」とは、ビジネス上で使う会話やメールなどにおいて「待ち望んでいた機会がようやく訪れたので」もしくは「なかなか巡り合うことのないチャンスに遭遇したことで」などという意味合いで使われている表現です。
数多くの企業や団体などと共に歩調を合わせて進めていかなければならないような事業や商売などを続けていく過程で、幸運にも絶好の機会に巡り合えたり思わぬ僥倖(ぎょうこう)に恵まれた場合などに使用されている言い回しです。
「せっかくの機会なので」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「せっかくの機会なので」とは、「このような恵まれた機会はなかなかないと存じますので」ないし「次のチャンスはいつのことになるか不透明でございますので」などという意味合いで使われている表現です。
漢字では「折角」と表記される「せっかく」という語は、「努力をしてことを運ぶ」さまや「ある行為が無駄になってしまうことを残念がる」様子などを示す言葉で、上記のフレーズは「大変ありがたい機会を頂戴いたしましたのでぜひお願いしたいと思っております」などというニュアンスで使用されています。
「せっかくの機会なので」を使った例文
・『せっかくの機会なので、弊社が取り扱っております別のサービスについてもご案内させていただきたいと思います』
・『せっかくの機会なので、弊社が運営しております工場の内部につきましてもご視察いただきたいと存じます』
「せっかくの機会なので」の類語や言い替え
・『ありがたくご準備していただきました機会でございますので』
・『滅多に訪れることがないような幸運な場を頂戴いたしましたので』
・『次の機会はいつになるか分かりませんので』
まとめ
「せっかくの機会なので」とは、ビジネスの場において「このような幸運な機会はなかなかございませんので」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解した上で、その時の場面や状況などに応じてうまく使いこなしましょう。
