色々なフレーズを心得ていると、深い会話ができます。
「喜んでいることと存じます」の適切な使い方と類似表現を学んでいきましょう。
「喜んでいることと存じます」とは?
この場合の「喜んでいることと」は、恐らく喜んでいるだろう、このような想像の気持ちをあらわしています。
また「存じます」は「思います」の丁寧な表現にあたります。
そのため「喜んでいることと存じます」で「恐らくあの人も、嬉しく思っているだろうと思います」と解釈できます。
この場にいない方の気持ちを代わりに代弁している、前向きな文といえるでしょう。
「喜んでいることと存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
お悔やみにまつわる席で用いられているのが「喜んでいることと存じます」にあたります。
この場合の「喜んでいることと」とは、故人の思いをあらわしています。
直接会話できないので分からないものの、きっとその優しい思いが天国まで届いていることをお伝えしています。
供花やお供え物をいただいた時の、お礼文として使うことができるので覚えておきましょう。
一方で「喜んでいることと存じます」は喪のイメージもあるので、一般のビジネス文では使いにくい言い回しです。
入院されている方のお見舞いの品をいただいた時には使えますが、シーンを選ぶので慎重に取り入れていきましょう。
「喜んでいることと存じます」を使った例文
・『亡き社長もきっと、喜んでいることと存じます』
・『先代もおそらく、喜んでいることと存じます』
「喜んでいることと存じます」の類語や言い替え
似ている表現に「喜んでいることと思います」があります。
「喜んでいることと存じます」に比べるとカジュアルな雰囲気なので、会話文で取り入れていきましょう。
言い替えに「格別のご厚情に心よりお礼申し上げます」があります。
まとめ
「喜んでいることと存じます」を解説しました。
「喜び」にまつわる、いくつかの表現を学んでおき、敬語力のスキルアップに役立てていきましょう。