フォーマルな文を作りたい時に、正しい言い回しなのか悩んでしまうことがあります。
「執り行わせていただきます」の適切な使い方と似ているフレーズを見ていきましょう。
「執り行わせていただきます」とは?
もともと「執り行う」には「粛々と進めること」という意味があります。
セレモニーを実施することをお知らせする言い回しです。
また「いただきます」は「させてもらいます」という、控えめなニュアンスを含んでいます。
そのため「執り行わせていただきます」で「式典を執行させてもらいます」と解釈できます。
記念式典や行事を開催することを、お伝えする文といえるでしょう。
「執り行わせていただきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
緊張感のある式典をおこなう際の言い方が「執り行わせていただきます」にあたります。
冠婚葬祭でよく用いられる言葉で、例えば結婚式やお葬式を開催する時も、こちらの表現が選ばれることがあります。
大規模な社葬のお知らせ文でもつかう表現なので、適切に用いていきましょう。
地鎮祭など神主さんを呼んでの、行事でも用いられています。
一方で「執り行わせていただきます」は一般的なビジネス文では、用いる頻度がひくい言い方です。
「おこないます」という意味がありますが、使うシーンは限定されているので、安易に引用しないよう留意しておきましょう。
「執り行わせていただきます」を使った例文
・『木曜日の15時より、執り行わせていただきます』
・『予定通り新社屋の地鎮祭を、執り行わせていただきます』
「執り行わせていただきます」の類語や言い替え
似ている表現に「開催します」や「開催いたします」があります。
マルシェや蚤の市の開催など、明るいイベントでも使える言い方です。
言い替えに「執り行います」あるいは「開催する運びとなりました」があります。
まとめ
「執り行わせていただきます」を解説しました。
色々なビジネス敬語を学んでおくと、状況に見合うベストな敬語を取り出せます。
会話の技術を上げていきましょう。