この記事では、「気に病まれませんよう」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「気に病まれませんよう」とは?
「気に病まれませんよう」は、相手に悩んだり心配したりしないように気遣ってかける言葉です。
「気に病まれ+ません+よう」で成り立っている語で、「気に病まれ」は「心配する・悩む」という意味の慣用句「気に病む」の尊敬語「気に病まれる」の未然形、「ません」は丁寧語「ます」の否定形、「よう」は希望の意を込めてやわらげる語、全体で「心配したり悩んだりしないよう」の敬語表現になります。
「気に病まれませんよう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「気に病まれませんよう」は、相手が失敗して悩んでいる時、あるものごとの結果を心配している時などに使われます。
相手を気遣う言葉として後に何も続けず使っても問題ありません。
相手が落ち込んでいる時に声掛けすることで、良好な関係を保つ効果が期待できます。
「気に病まれませんよう」の正しい文章表現
「気に病まれませんよう」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『どうぞお気になさらないでください』
「気に病む」がネガティブに聞こえる場合の言い換えを紹介します。
「どうぞ」は「心から願う気持ちを表す語」、「なさらない」は「する」の尊敬語「なさる」の未然形「なさら」+打消しの意の助動詞「ない」、「ください」は「くれ」の尊敬語、全体で「どうそ気にしないでくれ」の敬語表現になります。
「気に病まれませんよう」を使った例文
「気に病まれませんよう」を使った例文は以下の通りです。
・『既に訂正済みですので、どうぞ気に病まれませんよう』
・『彼なら必ず交渉をまとめてくれますので、どうぞ気に病まれませんよう』
・『システム障害はプログラミングのエラーですので、あまり気に病まれませんよう』
「気に病まれませんよう」の類語や言い替え
「気に病まれませんよう」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『気に病むことはございません』
・『気にしなくても大丈夫です』
・『ご心配には及びません』
まとめ
今回は「気に病まれませんよう」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
