書類の取り扱いについて、ビジネス敬語で表したいことがあります。
「破棄させていただきます」の正しい使い方と類似表現をチェックしていきましょう。
「破棄させていただきます」とは?
この場合の「破棄」とは、データや書類を処分することをいいます。
個人情報の扱いに気を付けながら、片付けることを述べています。
また「させていただきます」は控えめな姿勢をあらわす敬語です。
「させてもらう」という意味合いがあります。
そのため「破棄させていただきます」で「勝手ながら処分させてもらいます」と解釈できます。
応募書類や落とし物の取り扱いについて、お伝えする文といえるでしょう。
「破棄させていただきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
あるデータやある物を処分したい時に、使われているのが「破棄させていただきます」にあたります。
データの処理や応募書類など、役目が終わった資料を片付ける時に活用できますう。
一方で「破棄」は契約の取り消しという意味合いもあります。
法律用語のひとつにもあたるので、誤解を生みたくない場合は「処分」や「廃棄」など他の言い回しを取り入れていくといいでしょう。
また処分や廃棄をおこなう場合は、どのようなケースに該当するのなら処分するのか、あらかじめ明記しておくとトラブルを減らすことができます。
「破棄させていただきます」を使った例文
・『構内の忘れ物はお申し出がない場合は、破棄させていただきます』
・『アンケート用紙は調査が終わり次第、破棄させていただきます』
「破棄させていただきます」の類語や言い替え
似ている用語に「ご返却いたします」があります。
持ち主に返す時に用いられているフレーズです。
言い替えに「弊社で処分させていただきます」や「こちらで処分させていただきますので、予めご了承ください」があります。
まとめ
「破棄させていただきます」を解説しました。
コンプライアンスが叫ばれる時代だからこそ、適切な処置が求められることがあります。
ビジネス敬語を学んで、知識を深めていきましょう。