この記事では、「ご感想をお待ちしております」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「ご感想をお待ちしております」とは?
「ご感想をお待ちしております」は、あることに対して相手が思ったことを教えて欲しいとお願いする丁寧な表現です。
「ご感想+を+お待ち+して+おります」で成り立っている語で、「ご感想」の「ご」は尊敬語・美化語の接頭辞、「感想」は「心に思うところ」、「を」は接続助詞、「お待ち」の「お」は謙譲語の接頭辞、「待ち」は「待つ」の連用形、「して」は「する」の連用形「し」+接続助詞「て」、「おります」は動詞「いる」の丁重語「おる」の連用形「おり」に、丁寧語「ます」が付いた語、全体で「感想を(聞かせてくれるのを)待っている」の敬語表現になります。
「ご感想をお待ちしております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご感想をお待ちしております」は、相手に商品・サービスを購入・利用してもらった時、作品を鑑賞したり読んだりしてもらった時、イベントに参加してもらった時などに使われます。
本来は「感想を聞かせていただくことを」など動詞が入りますが、ビジネス用語では「ご感想」だけで「感想を述べる」という意味を含んでつかわれます。
「ご感想をお待ちしております」の正しい文章表現
「ご感想をお待ちしております」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『ご意見・ご感想をお待ち申し上げております』
「申し上げます」は「申し上げる」の丁寧語、「お・ご(自分の行為)申し上げる」で「行為の対象を敬う意」で、より丁寧な表現になります。
「ご感想をお待ちしております」を使った例文
「ご感想をお待ちしております」を使った例文は以下の通りです。
・『商品をご利用いただいたお客様からのご感想をお待ちしております』
・『シンポジウムに参加された方からのご感想をお待ちしております』
・『著書をお読みいただいてのご感想をお待ちしております』
「ご感想をお待ちしております」の類語や言い替え
「ご感想をお待ちしております」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『ご意見・ご感想をお聞かせください』
・『ご意見・ご感想をお聞かせいただければ幸いです』
・『ご意見・ご感想などございましたらお気軽にお知らせください』
まとめ
今回は「ご感想をお待ちしております」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。