ここでは「ご用心ください」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご用心ください」とは?
「ご用心ください」は、注意してくださいと言っているのとよく似た解釈になります。
「○○にはご用心ください」といったような使い方がよく見られ、「注意してください」と用いるより少しその意味を強めた表現になりますが、それを守らないと困ることになるかも知れない、危険があるという場合に向いています。
つまり、注意の中でもそれを守らないとそういったことに繋がってしまうと伝えたい時に使われる表現になると考えてください。
そのため、「火の始末にはくれぐれもご用心ください」などという用い方に向いています。
「ご用心ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご用心ください」は、先のように、それには注意してくださいという意味になりますが、その中でも危険に繋がる可能性がある場合に用いられる表現です。
よって、例えばテストの時に「書き間違いがないように注意してください」といったような使い方には向いておらず、「足下が悪いのでご用心ください」のように用いる場合に適しています。
この時にも、足下に気をつけないと危ないという意味で使っており、これを「注意してください」で言い替えると「危ないので注意してください」といった用い方になります。
「ご用心ください」を使った例文
・『老朽化している建物のため、中に入る際にはご用心ください』
・『後者の際には身の回りのものを忘れないようにご用心ください』
「ご用心ください」の類語や言い替え
・『ご要心(要慎)ください』
「ご用心」は、これらの感じを用いても同じ意味で使うことができます。
口語で用いる時にはその違いが分かりませんが、文章の場合に「要心」とすると、更に深く注意するようにといったニュアンスになり、「要慎」の方は、そういったことは慎んで欲しいという意味を込めて用いる場合に向いています。
まとめ
「ご用心ください」は、何かに気をつけて欲しいという意味で使われています。
「注意してください」と使っても構いませんが、それを守らないと困ることになるかも知れない、危ない場合があるという場合に向いている表現になります。