ここでは「その節はよろしくお願いします」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「その節はよろしくお願いします」とは?
「その節はよろしくお願いします」は、その時になったらお願いしたい、という意味になります。
そういったことがあれば、という解釈にもなり、例えば、「私もそのうち始めようと思っておりまして、その節はよろしくお願いします」などといった使い方になります。
この場合、自分もその何かを始めようと思っているので、その時には何かとよろしくお願いしたいと言っているという具合で、そういうことになれば、と言っていることにもなるため、その何かを本当に始めるかは分かりません。
「その節はよろしくお願いします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「その節はよろしくお願いします」は、先のように、その時があれば、という解釈でもよく使われています。
つまり、実際にそういったことになる可能性はそれほどないものの、その時には、と用いている場合で、ビジネスシーンではそちらの使い方がよく見られます。
「またの機会があるかも知れませんので、その節はよろしくお願いします」のような用い方をした場合はほとんどがそれになり、このような時にはいわゆる社交辞令として使っていると考えていいでしょう。
「その節はよろしくお願いします」を使った例文
・『来月にそちらをお訊ねする予定がありますので、その節はよろしくお願いします』
・『もしそのようなことがありましたら、その節はよろしくお願いします』
「その節はよろしくお願いします」の類語や言い替え
・『その際はよろしくお願いいたします』
ほとんど同じ意味で使うことができ、この「その際は〜」を少し堅くすると「その節は〜」となると考えて構いません。
ですが、そちらは多少古い表現になるため、「その際は〜」ともよく使われています。
ビジネスシーンではこちらの「その際は〜」の方が向いていることが多いですが、それほど変わりがある訳ではないため、基本的にどちらを用いても構いません。
まとめ
「その節はよろしくお願いします」は、その時になればお願いしたい、という意味になる表現です。
そういったことが本当にあるのかどうかとは関わらず用いることができるため、社交辞令として使われることも多く見られます。