ここでは「欠礼させていただきます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「欠礼させていただきます」とは?
「欠礼させていただきます」は、翌年は年賀状を出すのを差し控えますという意味で用います。
単にそう伝えるために使うのではなく、年内に身内に不幸があったため、そうさせてもらうという用い方をする表現です。
よって、いわゆる年賀欠礼状で使われており、喪中ハガキという表現の方が分かりやすいかも知れません。
そちらにて、「喪中のため、新年のご挨拶を欠礼させていただきます」のように用います。
そのようなハガキは12月の上旬には届くように投函するのが一般的となっています。
「欠礼させていただきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「欠礼させていただきます」は、先のような用い方になる表現です。
そのため、この前には「本年〇月△日に父〇〇が享年△△にて永眠いたしました」などと使うのが一般的です。
それに続けてこの表現を用いて、来年の年賀状は差し控えます、そちらも出す必要はありません、と伝える定型的な用い方になります。
一般的に年賀状を投函する12月15日以降になると、相手がそういったことがあったのを知らず、もう出しているかも知れないため、前述のように12月の上旬には届くように出しておきましょう。
「欠礼させていただきます」を使った例文
・『喪中につき、勝手ながら年末年始のご挨拶を欠礼させていただきます』
・『新年のご祝辞を申し上げるべきですが、喪中につき勝手ながら欠礼させていただきます』
「欠礼させていただきます」の類語や言い替え
・『年賀欠礼いたします』
年賀欠礼状(喪中ハガキ)では、このように用いることも見られます。
その場合、「喪中につき、勝手ながら年賀欠礼いたします」のような使い方になりますが、あまり丁寧な表現にはならないため、「〜させていただきます」とする方が一般的で、こちらはそれほど用いられていません。
まとめ
「欠礼させていただきます」は、年賀欠礼状にて使われる表現になります。
年内に身内に不幸があったので、来年の年賀状は差し控える、そのため、そちらも出す必要はないという意味になり、そういったことがあった際の定型表現です。