ここでは「喪中欠礼のお知らせ」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「喪中欠礼のお知らせ」とは?
「喪中欠礼のお知らせ」は、身内に不幸があったため、来年の年賀状は差し控えさせていただく、そして、そちらからのそれも遠慮しますといった意味になる、いわゆる「年賀欠礼状」のことを指して使います。
そちらは「喪中ハガキ」という表現で用いられることもあり、そういったものを指して、「喪中欠礼のお知らせはもう出されましたか」といったように使われます。
「年賀欠礼の〜」とすることも多く、これらは同じ意味になり、これらは先の「喪中ハガキ」も含めて、宗教的なものから使い分けることがあります。
「喪中欠礼のお知らせ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「喪中欠礼のお知らせ」は、「喪中」という表現を用いているため、主として故人が仏教的な葬儀だった場合に使う表現になります。
日本でその次に信仰者が多いとされているキリスト教にはその喪中という概念はないためで、そちらの場合には「年賀欠礼の〜」とするのが一般的です。
また、「喪中ハガキ」という使い方も同教においては用いることはなく、「年賀欠礼状」と使います。
こちらは一般的な名称なので、仏教の場合に用いても問題ありません。
この「喪中」という使い方が仏教独特のものだと覚えておくといいでしょう。
「喪中欠礼のお知らせ」を使った例文
・『喪中欠礼のお知らせも当葬儀社でご用意いたしましょうか』
・『○○さんから昨日喪中欠礼のお知らせが届いたので、年賀状は控えようと思います』
「喪中欠礼のお知らせ」の類語や言い替え
・『欠礼状』
「年賀欠礼状」という表現が宗教を問わず用いられていますが、この「欠礼状」だけでもその意味で使うことができます。
よって、こちらでもよく用いられており、「欠礼状が届いたため、年賀状は差し控えることにしました」などと使われています。
まとめ
「喪中欠礼のお知らせ」は、いわゆる年賀欠礼状のことになります。
「喪中」と使っていることから、仏教において用いられている表現で、「喪中ハガキ」という使い方も同じく、それだけで同教であることを指しており、一般的にはその「年賀欠礼状」や、類語として挙げた「欠礼状」と使われています。