ここでは「やりかけ」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「やりかけ」とは?
「やりかけ」は、何かの途中だという意味になります。
最終的に終わりがある作業などがその対象になり、「○○についてはやりかけの状態です」などと用いられます。
このような、それを始めたが終わりには到達しておらず、その途中だという使い方になりますが、どれくらいまで進んでいるといった点には触れていません。
そのため、「今やりかけの作業がありますので〜」のように用いられた場合に、その進捗について知りたい時にはそれを別に訊ねる必要があります。
「やりかけ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「やりかけ」は、ビジネスシーンでも「やりかけの仕事がありますので〜」のような使い方でよく見聞きします。
あまり丁寧な表現ではないため、社内であればほとんど問題になることはありませんが、他社など対外的な相手にはあまり用いるべきではなく、先の例は「まだ途中の仕事がありますので〜」といったように言い替えた方が適しています。
尚、「途中までやりかけたのですが〜」と使うと、途中まではやったものの、という意味になり、この用い方もまま見られます。
「やりかけ」を使った例文
・『やりかけの仕事がありますので、それが終わり次第そちらに取り掛かりたいと思います』
・『急ぎの案件が入ってしまったため、今手をつけている○○は一旦やりかけのままにして、それを優先しても構わないでしょうか』
「やりかけ」の類語や言い替え
・『仕掛かり』
言い替えになる表現で、そのまま「現在、仕掛かりの仕事がありますので〜」といったような使い方をすることができます。
「やりかけ」や「まだ途中」と比べるとそれほど使われていない表現ですが、ビジネスシーンで堅い用い方をする場合に適しており、特に他社を相手に使う時にはこちらを用いるのがいいでしょう。
まとめ
「やりかけ」は、何かの作業などの途中だという意味で用いられています。
始めたものの、まだ終わりまで到達していない状態だと言っており、どれくらい進んでいるかといった点についてはこの表現だけでは分からないため、このように使われた側から訊ねるなどする必要があります。