正しい敬語なのか、周りの人に聞きたくなる日本語もあるものです。
「仰せつかる」の適切な使い方と例文、似ている言い回しをチェックしていきましょう。
「仰せつかる」とは?
仰せつかるは「仰せ付かる」と漢字で書きます。
「おおせつかる」と読みます。
少々難しい表現ですが、目上の方から指示を受けることを示しています。
指示を出す方を敬う、落ちついた敬語になっています。
そのため「仰せつかる」で「ご命令を受けました」と解釈できます。
時代劇で耳にすることが多い、高尚な敬語といえるでしょう。
「仰せつかる」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
知っていると鼻が高いのが「仰せつかる」にまつわるビジネスフレーズです。
「仰せつかる」は命令や指示を出す側にリスペクトの気持ちを添えている、丁寧な敬語です。
社長や部長など高い役職の方から、大きな任務を与えてもらった時、または昇進につながる明るい話をいただいた時に明るく用いていきましょう。
一方で「仰せつかる」は仰々しさも感じられる言い回しです。
普段づかいには適さないひと言なので、時代劇をまねて、軽はずみに使わないよう気を付けておきましょう。
「仰せつかる」を使った例文
・『社長の仰せつかる通り、業務に励んでまいります』
・『重要な任務を仰せつかること、非常に光栄に感じております』
「仰せつかる」の類語や言い替え
似ている言葉に「仰せつかりました」や「仰せつかっております」があります。
「仰せつかる」のみでは、文に組み込みづらいことも多いので「ました」や「おります」を補って用いていくと良いでしょう。
いずれも年長者の方から、大役を与えてもらった時に使いやすいです。
言い替えに「拝命しました」があります。
拝命には仰せを承るという、厳かな意味が込められています。
「仰せつかる」と同じように使えるので覚えておきましょう。
まとめ
「仰せつかる」を解説しました。
色々なビジネス敬語を勉強しておくと、未来に向かって元気に進むことができます。
就活や転職に有利なひと言を学んでいきましょう。
