ここでは「大いに役立っております」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「大いに役立っております」とは?
「大いに役立っております」は、何かのとても有益な内容が為になっていると伝えるために用いられる表現です。
口語、文章のどちらでも用いることができ、「先日教えていただきましたことが大いに役立っております」と使った場合、教えてもらった内容が大変有益で、とても為になっているとその相手に伝えています。
このように、誰かから聞いた内容などに使うだけでなく、「昔に少し勉強したことが今になって大いに役立っております」といったような使い方をすることもでき、このような自分の経験や体験などがそれになっているという用い方をしても構いません。
基本的に使った側にとってそうなっていると表現するための表現なので、「彼にとって大いに役立っております」などという使い方はあまりしない表現です。
「大いに役立っております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「大いに役立っております」は、このように使う相手に対して気を使って用いられることもあります。
その場合、「いただいた○○ですが、大いに役立っております」のように使ったとしても、それが本当だとは限らず、いわゆる社交辞令としてそういった用い方をすることもあります。
よって、本当はそこまで有益ではないという時でも、その相手との関係などを考えて使っておくという場合があると覚えておくといいでしょう。
先のように、使った側にそうなっていると用いる表現なため、他の人や団体などにそうだとは使わないものですが、そういう使い方をしたい場合には、語尾を少し変えて「大いに役立っているようです」のようにするといいでしょう。
この形であれば、その人にとってそのようですといった解釈で用いることができます。
「大いに役立っております」を使った例文
・『昔に苦労した経験が今になって大いに役立っております』
・『お譲りいただきました○○ですが、今の仕事に大いに役立っております』
「大いに役立っております」の類語や言い替え
・『とても重宝しております』
少しニュアンスは変わりますが、それだけ有益だという意味は同じで、何かの道具などがそうだと使われることが多い表現です。
「先日いただきました○○ですが、便利に使うことができてとても重宝しております」などという用い方になり、「大いに役立っております」と同様にビジネスシーンでも見聞きする表現です。
まとめ
「大いに役立っております」は、それだけ有益だと表現するために用いられます。
使う側にとってそうだという用い方になり、特には社交辞令として使うこともある(そういう使い方もできる)表現です。