この記事では「朝夕はいくらかしのぎやすく」について解説をします。
「朝夕はいくらかしのぎやすく」とは?
朝や夕方は少し過ごしやすくなった、という意味です。
「いくらか」は、それほど数量が多くないさまを表す語で、少しという意味があります。
程度と数量、どちらにも使われます。
「しのぎ」は「しのぐ」のことで、つらい状態にじっと耐えて、何とか乗り越えるという意味です。
「やすく」は「やすい」のことで、「〜するのが簡単」という意味です。
「朝夕はいくらかしのぎやすく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、手紙やメールの中で使われます。
手紙では最初にあいさつをします。
敬具などの頭語、時候のあいさつ、相手を気遣う言葉を述べるのが、基本的な手紙の書き方です。
この言葉は、時候のあいさつとして使われます。
時候のあいさつとは、そのときの季節の様子を表す言葉のことです。
それぞれの季節で自然の様子は異なり、その様子を言葉で表現します。
この言葉の場合は、暑さが少し弱まってきたころに用います。
朝と夕方は少し涼しくなってきたけれど、日中はまだ暑い時期であることを表しています。
この形で用いても悪くはないのですが、何をしのぐのかはっきりさせましょう。
寒い時期にはあまり使われない言葉ですが、「暑さをしのぎやすく」という表現にした方がわかりやすいです。
「朝夕はいくらかしのぎやすく」を使った例文
・『朝夕はいくらかしのぎやすくなりましたが、いかがお過ごしですか』
「朝夕はいくらかしのぎやすく」の返答や返信
手紙やメールをもらったときは、それへの返事を出します。
このときに、自分からも時候のあいさつを伝えるようにします。
その季節の様子をつかんだ言葉を自分なりに考えてみてください。
返事を出すタイミングですが、手紙の場合は内容によって異なり、仕事関係のメールであれば、翌日までには返事を出すことが望ましいです。
まとめ
この言葉は、手紙やメールの中であいさつとして使うものです。
あいさつはコミュニケーションを円滑にするものです。
用件だけを伝えるのではなく、季節の状態を表す言葉も伝えてみてください。