ここでは「本日をもちまして」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「本日をもちまして」とは?
「本日をもちまして」は、その日限りで、という意味で使われます。
「本日をもちまして当店は営業を終了させていただきます。
長年のご愛顧ありがとうございました」のような用い方をする表現で、この時にはその日限りで閉店するという挨拶として使っています。
ビジネスシーンでは、「本日をもちまして退職させていただきます」のように使われることが多く、このような用い方がでその日限りで退職すると伝えたり、「本日をもちまして○○部に異動になります」などという用い方がよく見られます。
「本日をもちまして」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「本日をもちまして」は、先のように、その日限りでという使い方になる表現です。
稀に「本日をもちましてこちらの部署に配属になりました〜」などという用い方をされることがありますが、今日からその部署に配属されたと伝えようとしているのは分かるものの、この「〜もちまして」という表現の使い方としては適していません。
その場合にはこちらではなく、「本日より」とするのが正しく、この「本日をもちまして」は、その日で何かが終わるといった場合に使われる表現になります。
「本日をもちまして」を使った例文
・『本日をもちましてこちらの公演は終了となります。ご来場いただきました全ての皆様に感謝申し上げます』
・『本日をもちましてこのチケットは有効期限切れとなります。使い忘れにはご注意ください』
「本日をもちまして」の類語や言い替え
・『本日をもって』
この表現を丁寧にすると、「本日をもちまして」という形になります。
よって、このように使っても意味が変わることはなく、「もちまして」では堅くなってしまうと思った場合には、こちらを用いるといいでしょう。
尚、どちらも「○日をもちまして(もって)」とすると、○日限りでという意味で使うことができます。
まとめ
「本日をもちまして」は、その日限りで何かが終わる、またはやめるといったように用いられます。
ビジネスシーンではその日で退職するという使い方をされることが多く、廃業する、閉店するといったような何かの終わりを伝える際に用いられている表現です。
