ここでは「詳細については」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「詳細については」とは?
「詳細については」は、詳しいことについては、という意味で使われます。
何かについて軽く語っておき、その後にこの表現を使って詳しいことは別紙にて、などという用いられ方をすることが多く、特にその相手からもっと詳しいことを知りたいなどと言われていない場合でも、詳しいことまで知らせておこうと考えて使うことができます。
具体的な使い方としては、「会合は来週の水曜日に決まりました。
詳細については以下の通りです」のようになり、それ以下に場所や集合時間、主な内容、所要時間の予定などを綴るという具合です。
この使い方のように、詳しい内容は後でまとめて書いた方が分かりやすいといった時にうまく使うことができる表現で、そのような記載が必要になることがほとんどなので、文章で用いられることが多くなっています。
「詳細については」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「詳細については」は、そちらは文章にします、といった使い方でこちらの表現自体は口語で用いられることもあります。
「開催することに決定しました。
詳細については後ほどメールでお知らせいたします」といったように口語で使う場合がその例になり、肝心のその内容は文章になることが多いものの、文章専門の表現という訳でもありません。
ビジネスシーンではそういった使われ方もよくされており、前述のような何かが決まったということ自体をいち早く伝えたいのでそれは電話で、詳しい内容については後からメールでという使い方がまま見られます。
肝心のその内容がどこまでのものなのかはそれを伝える側次第なので、相手から肝心な内容がない、もっとここまで詳しく知りたいなどという返答をもらうこともあります。
「詳細については」を使った例文
・『尚、詳細については後日改めてお知らせいたします』
・『詳細については別紙にまとめましたので、そちらをご一読ください』
「詳細については」の類語や言い替え
・『委細の記述は』
この「委細」は、「詳細」と同義語になる言葉です。
使われ方として、それを承知した(詳しいことまで分かった)という用い方をすることが多いですが、このように「委細の記述は」とすると、詳しい内容を記載したものは、という解釈になり、それを文章で示すことになる時の言い替え表現になります。
まとめ
「詳細については」は、詳しいことは改めて、別に表記する、といった時に使うことができる表現です。
そちらは文章になることが多いですが、この表現自体は口語で使っても構いません。