この記事では「ずとも」について解説をします。
「ずとも」とは?意味
〜なくても、〜でなくとも、という意味です。
「ず」は打消しの意を表す語です。
「とも」は「と」を強める意味で用いられます。
「ずとも」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある事柄をしなくてもよいときに使われます。
セミナーでの風景で説明をします。
Aさんはセミナーを受けているところです。
講師が述べた事柄や板書した事柄をひとつ残らずノートに書こう頑張っています。
しっかりと学ぼうという気持ちを持っているのです。
講師がある事柄を話しました。
この事柄もノートに書いておこうと思ったのですが、書かなくてよいといいます。
この書かなくてよいということを「ノートに書かずともよいです」と表現します。
今度は商品テストのことで説明をします。
ある商品の状態を調べるために、テストを行おうと考えています。
しかし、今はやらなくてよいといわれてしまいました。
テストをするには条件が悪いので別の日に行う方がよいそうです。
このテストをやらなくてよいということを「今はテストをやらずとも差し支えありません」と伝えます。
「ずとも」という言い方をすると、伝える事柄によっては偉そうな態度に取られることがあります。
これは「なくても」「なくとも」とした方が柔らかな印象になります。
「ずとも」を使った例文
・『意識せずとも自然とわかってしまったようです』
「ずとも」の返答や返信
ある事柄をしなくてよいという場合は、その事柄は行わなくてよいです。
行ってしまうと不都合が生じることもあるので、やらないでおきましょう。
やらなくてよいといわれても、納得できないこともあると思います。
その場合は理由を尋ねてみるとよいでしょう。
きちんとした理由があってやらなくてよいと述べているなら、理由を説明できるはずです。
しかし、納得できなかったからといって、「やらないで」といっている事柄をするのは望ましくありません。
まとめ
この言葉は、〜なくてもという意味で用いるものです。
「なくても」という表現にするとより柔らかな印象になるので、伝える場面にあわせた言い方をしてください。