難しい日本語が出てくると、どのように扱えばいいのか困るものです。
「たかだか」の正しい使い方と例文、似ている表現を調べていきましょう。
「たかだか」とは?
この場合の「たかだか」は「高々」とあらわします。
予算を考える時の表現で、多く見積もっても中身が知れていることを述べています。
1番高くなるように考えても、そう大した値段ではないことを示しています。
また出席者や参加者の人数など、人の数をあらわす場合も。
いずれも多くはないことを述べる、否定的な言い方になっています。
「たかだか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
友達との会話では許されても、お客さまとの会話だとNGになってしまう、危ない表現もあるものです。
「たかだか」は「多めに考えたとしても」という、見積りをとる時の言葉です。
条件が良かったとしても、そこまで多くの金額や参加人数にならない時に用いられています。
良心的な意見に思えますが、受け取り手によっては小ばかにされているように思うことも。
接客業ではふさわしくない言い方なので、その他の上品なフレーズも学んでおくと安心でしょう。
「たかだか」を使った例文
・『今週末のイベントの参加者は、たかだか90名です』
・『販促物の見積りを取りましたが、たかだか50万円でした』
「たかだか」の類語や言い替え
似ている言葉に「たかが」があります。
「高が」と漢字で示すこともできるフレーズです。
こちらは内容が劣っていること、数が少ないこと、程度が控えめなことを示しています。
悪口を言っているように聞こえてしまうので、公的な場では使わない方が無難です。
言い替えに「お求めやすい価格帯です」や「およそ〇名でございます」や「オプションを組み合わせても、こちらのお値段になる予定です」があります。
まとめ
「たかだか」を解説しました。
難しい表現もひとつずつ丁寧に学んでおくと、心のゆとりが生まれるものです。
ポジティブに仕事をこなしていくために、様々なフレーズを正しく学んでおきましょう。