「を通(とお)して」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「を通して」とは?
「を通して」とは、ビジネスメールや敬語での会話などにおいて「あることを続けて行ってきたことで」または「ある特定の経験を踏まえて」などという意味合いで用いられている文言です。
元々は異なる企業や団体などと共にひとつの事業や同じ職務などに携わっていく上では、関係者や担当者間で密に連携を取りながらことを運んでいきますが、それらの渦中で「それまで知らなかったあることを知ることでまた別の何かを得ることができる」などというニュアンスで使用されています。
「を通して」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「を通して」とは、「あることを実体験したことで」ないし「見たことがないものを実際に目にしたことによって」などという意味合いで使われている表現です。
「あるものを通じてそこから他のものを見たり感じたりする」さまや「他人を介してあることを行う」様子などを示したい場合などに用いられている文言で、自らや自身などだけでは成しえないことなどについて、「別の何かを経由して考える」などというニュアンスで用いられている言い回しです。
「を通して」を使った例文
・『2週間におよぶ現場研修を通して学んだことを活用しながら、引き続き配属先で精進してまいる所存でございます』
・『他社の営業部を通してご紹介いただきました新しいコネクションを大切に活かしながら、今後の職務に取り組んでいくつもりでおります』
「を通して」の類語や言い替え
・『を知ることで』
・『を経験した後で』
・『を媒介役とさせていただきまして』
まとめ
「を通して」とは、ビジネストークや敬語での会話シーンなどにおいて「○○を行うことで」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを深く理解した上で、その時の場面や状況などに応じてそつのないように使いこなしましょう。
