この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「身としては」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「身としては」とは?
「身としては」の表現における「身」の読みは「み」で、ここでは「立場」といった意味で使われています。
次の「としては」は「では」と同義です。
したがって、「身としては」のフレーズは「立場では」といった意味になります。
「身としては」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「身としては」のフレーズにおける「身」は、先に記したように「立場」の意味であり、このフレーズの前には、その「立場」が何かを添えて使われます。
また、その「身」=「立場」としては色々なことを指して使われますが、ビジネスシーンでは「サラリーマンの身」や「雇われの身」や「リーダーの身」等、属性を表す言葉がよく使われます。
例えば、「サラリーマンの身としては、これ以上の上層部の批判はできません」や「雇われの身としては従わざるを得ません」や「リーダーの身としては困難に直面しても弱音を吐くことはできません」等として使われます。
どちらかと言うと、その立場なので〜せざるを得ないといった表現として使われます。
「身としては」を使った例文
・『サラリーマンの身としては社長の方針に従う必要があります』
・『独身の身としては妻帯者の先輩に代わって、休出をかって出ることも時として必要です』
「身としては」の類語や言い換え
「身」の類語としては「立場」が挙げられるので、このフレーズは「立場としては」と言い換えることができます。
また、「しては」の類語としては「では」が挙げられるので、「身では」や「立場では」と言い換えることもできます。
まとめ
「身としては」のフレーズは「立場では」といった意味です。
「身としては」の前には、どんな立場かの言葉を添えて使われます。
ビジネスシーンでは、その「立場」として「サラリーマン」や「雇われ」や「リーダー」等がよく使われます。