「前述の通り」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「前述の通り」とは?
「前述の通り」とは、ビジネスメールや敬語での会話などにおいて「先に述べさせていただきました通り」もしくは「すでに述べてあることではございますが」などという意味合いで使われている文言です。
本来は異なる企業や団体などと共に力を合わせて進めていかなければならないような共同事業や長期的な商売などを執り行っていく上で、関係者や担当者へ向けて「前に述べた件につきまして」などというニュアンスで使用されています。
「前述の通り」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「前述の通り」とは、「先述している案件でございますが」ないし「先般既報の事案につきまして」などという意味合いで用いられている文言です。
文字が示しているように「前に述べた内容」を示す「前述」という語は、ビジネス関係者や業務担当者などへ向けて、前もってメールや文書などですでに伝えてある内容に言及する際に使われている言葉で、上記のフレーズは「先に述べた件について改めてお知らせいたしますが」などというニュアンスで用いられている言い回しです。
「前述の通り」を使った例文
・『前述の通りではございますが、来月いっぱいで退職させていただきますことを改めてご報告いたします』
・『前述の通り、次回の打ち合わせにつきましては以下のとおり、いつもとは異なる会議室で行われますことをお知らせ申し上げます』
「前述の通り」の類語や言い替え
・『前の時点で述べた通り』
・『先述しておりますように』
・『前出の件ではございますが』
まとめ
「前述の通り」とは、ビジネスメールや敬語での会話シーンなどにおいて「つい先ほど述べておりますが」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを十分理解した上で、その時の場面や状況などに応じて適材適所で使いこなしましょう。