挨拶することに関わっているフレーズには、「挨拶がてら」というものがあります。
これは「がてら」が何かというところが、注意したいところです。
挨拶がてらの使い方や、注意すべきところを確かめてみましょう。
「挨拶がてら」とは?
他者に対して挨拶をおこなうのと一緒に、別の行動を兼ね合わせることを伝える時の表現です。
「挨拶がてら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
知人などに対して挨拶をするのと共に、仕事の話をしたり案内をするなどの状況があります。
そのような時に「挨拶がてら」を使ってみるのが良いです。
これによって挨拶という敬意を表する行動と共に、用事をこなしたいことを伝えることができます。
使う時には、「相談しに来ました」などのように、何をするのかを具体的に述べることが必要です。
対面で言う他にメールでも使われますが、基本的には同僚や友人に対して用いる表現であることに気をつけてください。
人によっては「挨拶のついでに」と解釈もされる傾向にあるため、目上に使うことは失礼であると思われることがあります。
目上に対しては、相応しい表現に言い替えてみるのが良いです。
「挨拶がてら」を使った例文
・『今日は挨拶がてらで、お仕事の相談をしに来ました』
・『近くに先輩のお宅があるのですが、挨拶がてらお邪魔してみませんか』
「挨拶がてら」の類語や言い替え
「ご挨拶かたがた」は、挨拶を行うのに兼ね合わせ、別の何かを行う意味になる敬語表現です。
「ご挨拶を兼ねて」は、挨拶と共に別の働きをすることを伝えています。
「挨拶をしながら」についても、挨拶をしつつ別のことを行うことの表現です。
「挨拶と共に」は、挨拶するのと一緒に別の何かを行うことを表します。
「挨拶のついでに」の場合も、挨拶をするのと一緒に別のことをやる意味ですが、他に比べて軽い表現です。
「顔合わせのついでに」は、人と対面するのと一緒に、何かをするとの意味になります。
まとめ
挨拶のついでに何かを行うにあたって、「挨拶がてら」を使うことが良いでしょう。
その際同等の者に使うには支障ないですが、目上に対しては失礼に当たる可能性に注意してください。
敬語とする場合には、「ご挨拶かたがた」などの、相応しい表現を選んでみると良いでしょう。
