この記事では「どちらになさいますか」について解説をします。
「どちらになさいますか」とは?
複数ある中から一つを選ぶように求める言葉です。
「どちら」は、複数ある中の一つを限定しないまま、特別に取り上げて指す意味があります。
「なさい」は「なさる」のことで、「する」「なす」の尊敬語です。
「ます」は敬意を表します。
「か」は何かを尋ねるときに持ちる言葉です。
「どちらになさいますか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、いくつかある中から一つを選んでもらいたいときに用いる言葉です。
相手がその行為をするので、「なさる」という言葉を使っています。
「いたす」は「する」の謙譲語で、自分の行為を低めて表現するものなので、「いたしますか」とはしません。
飲食店でのことで説明をします。
この飲食店には、テラス席と室内席の二つがあります。
晴れている日ならばテラス席を使うことができ、混雑時でなければお客さまが自由に選べます。
あるお客さまが来店をしたとき、テラス席と室内席のどちらも空いていました。
気候的にも外で食べるのにちょうどよかったので、外がよいのか、中がよいのか店員から尋ねました。
その尋ねる言葉です。
このように、選べるときならば相手に尋ねるとよいでしょう。
「どちらになさいますか」を使った例文
・『ライスとパンからお選びになれますが、どちらになさいますか』
「どちらになさいますか」の返答や返信
いくつかある中なら好きなものを選べるので、一つを選んでください。
選ぶように求められているので、どれを選んでも問題ありません。
どれでもよいという答えでは、相手は困ってしまうでしょう。
たとえば、ライスとパンどちらがよいかを尋ねられたとき、店員に選ぶように頼んでは店員は困ります。
食べるのは自分なので、好きな方を選びましょう。
どうしても判断に迷ったときは、選ぶ参考となる助言を求めてみてください。
たとえば服についてなら、どちらが似合っていると思うのか助言を求めてみます。
まとめ
この言葉は、いくつかある中から一つを取り上げるように求めるものです。
食べるものを選ぶ、その人が受講するコースを選ぶ、服の色を選ぶなど、さまざまな場面で使うことができます。