飲み会が終わる頃には、「宴もたけなわ」を使うのがお決まりです。
これは用法が明確に決まっている表現となります。
宴もたけなわの意味、使い方や注意点なども確認してみましょう。
「宴もたけなわ」とは?
酒盛りの席が大いに盛り上がっている状態を表しており、そろそろ終了するという段階で使われます。
「宴もたけなわ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
忘年会やオフ会など、飲み会の席が盛り上がった状態になっても、やがて終わりの時がやってきます。
幹事がそれを伝えるにあたり、「宴もたけなわ」を用いるのが適切です。
これにより盛り上がっている中ですいませんが、という気持ちを伝えることができます。
用いる場合は「ではございますが」などを続けて、「お開きといたします」などと宴会が終わることをはっきり伝えるのが良いです。
これに続けて「本日はお忙しい中にお集まりいただき、ありがとうございました」と感謝の言葉などを続けるのが良いでしょう。
宴もたけなわを用いる時間は、解散の15分前頃が良いですが、人数が多いとなかなか終了できないため、早めに言うことを心がけます。
また「たけなわ」は漢字では「酣」や「闌」と書きますが、難読になるため一般的に使われません。
平仮名で書くことが推奨されます。
「宴もたけなわ」を使った例文
・『ご来場の皆様、宴もたけなわではございますが、そろそろ終了とさせていただきます』
・『宴もたけなわではありますが、この辺りでお開きにいたします』
「宴もたけなわ」の類語や言い替え
「盛り上がっている状況」は、参加者の気持ちが高まっている様子のことです。
「盛り上がっている中恐縮」は、参加者の気持が高まっている途中で申し訳ないとの意味になります。
「お楽しみの最中すみません」は、みんな楽しく過ごしている中で、申し訳ないですがの意味です。
「テンション上がってる中」は、場の空気が高まっている状況を表すカジュアルな表現になります。
「テンション最高潮の中」としても、一番盛り上がっていることを表します。
まとめ
宴会が非常に盛り上がっている状況が「宴もたけなわ」であり、終了する時に使うことができるのでした。
適切な表現と併せて述べることが重要です。
飲み会の幹事になることを踏まえ、宴もたけなわの使い方をマスターしておきましょう。