何かを元に戻すことに関して使われるのが、「旧に復する」との表現です。
これは普段使わない人には、意味不明かもしれません。
旧に復するの意味、使い方などを確かめてみましょう。
「旧に復する」とは?
一度上手く行かなかったり壊れてしまった状況や物などを、復旧すること、元に戻すことを表します。
「旧に復する」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
新たなシステムが上手く行かないので旧来の方法に戻したい、人事で失敗したので以前の配置に戻したい、壊れたので復元したいなどの時があります。
そんな場面で「旧に復する」を使うことが可能です。
これにより、復旧する意思を相手に伝えたり、復旧の提案をすることもできるでしょう。
使う場合には「上手く行かないので」などのように、具体的に何が上手く行かないのか、何を取りやめるのかを含めることでわかりやすい表現になるでしょう。
そしてこの表現の後に「ことにした」など、適切な言葉を付けてまとめるのが良いです。
ただしこの表現んは古風な形なので、普段から「旧に復する」使わない人には、意味が理解され辛いことに気をつけてください。
状況によっては、別の表現に言い替えた方が無難でしょう。
「旧に復する」を使った例文
・『もう今のシステムは上手く行かないので、停止して旧に復することにしました』
・『今の配置は駄目なので、旧に復する方が良いのではありませんか』
「旧に復する」の類語や言い替え
「元に戻す」は、物事を以前と同じ形にすることを表します。
「元の状態に戻す」の場合も、以前と同じ様子にするとの意味です。
「元通りにする」としても、以前の状態に戻すことを表します。
「以前の形に戻す」は、物事を元あった姿にすることです。
「復旧」は、元の状態に戻すことを表します。
「復元」は、元の位置や形に戻すことです。
「回復」は、悪い状態になったものが、元の状態に戻ることを表します。
まとめ
物事や状態を元に戻すという意味を持つのが、「旧に復する」です。
これによって復旧を伝えることができますが、古風な表現であり意味が通じない可能性があることは、念頭に置く必要があります。
「元に戻す」「復旧」などの表現も併せて、使い方を考えてみると良さそうです。