ここでは「長らくご無沙汰いたしまして」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「長らくご無沙汰いたしまして」とは?
「長らくご無沙汰いたしまして」は、随分と間が空いてしまいまして、と解釈して使われる表現です。
ですが、ただそのような状態であれば使うことができるという訳ではなく、このように使う相手と随分長い間会っていない、または連絡をとっていないという時に用いられます。
その後に実際に対面したり、連絡をする際にこの表現から会話や文面を始めるという具合ですが、この後には決まって、「申し訳ありません」や「失礼いたしました」といったその間が空いてしまったことに対するお詫びの文言が続きます。
そこまでを含めて定型文として使うことが多く、実際にその相手と対面する時には直接口語で、電話やメールなどでの連絡になる時には文章で用いることができます。
「長らくご無沙汰いたしまして」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「長らくご無沙汰いたしまして」は、その相手との何らかのコンタクトまで随分と間が空いた場合に使われる表現ですが、その具体的な期間については特に決まっていません。
ですが、1ヶ月くらいでこの表現を使うのはまだ早く、半年や1年といった単位でその相手と会っていない、連絡をとっていないという時に使われています。
ですが、何年もの間が空いている場合にはこのままではなく、最初の部分を「長らく」から「○年間も」と具体的な期間に変えて用いる方がいいでしょう。
文章で用いる場合には、同じ発音の「永らく」として使うとその年単位での間が空いている時に向いた表現になるので、そちらを用いても構いません。
例えば、5年も会っていない人に何かの機会に手紙を出すことになったような時にそのような用い方をしますが、相手が親しい仲だとこの表現では堅苦しくなってしまうため、後ろを少し変えて「ご無沙汰しています」程度の表現に留めて使う方が向いています。
「長らくご無沙汰いたしまして」を使った例文
・『長らくご無沙汰いたしまして、失礼いたしました。お変わりはありませんか』
・『長らくご無沙汰いたしまして、申し訳ありません。こちらもようやく落ち着きました』
「長らくご無沙汰いたしまして」の類語や言い替え
・『久方ぶりになりまして』
こちらも長い間時間が空いてしまったという意味になりますが、誰かとのコンタクトの間がそうだという使い方だけでなく、「サイトを更新するのも久方ぶりになりまして~」のような使い方もできる表現です。
そのまま「長らくご無沙汰いたしまして」の言い替え表現になりますが、目上の人に用いるには向いていないため、そちらに注意してください。
まとめ
「長らくご無沙汰いたしまして」は、誰かと長い間会っていない、連絡をとっていない状態から会うことになった、連絡をとることになったという場合に用いられる表現です。
具体的な時間の言及はない表現ですが、一般的には半年以上間が空いている場合に使われることが多いです。