この記事では、「ご捺印ください」について詳しく紹介します。
「ご捺印ください」とは?
直筆の署名をして印鑑を押してほしいということを丁寧に伝えるフレーズです。
「捺印」は署名捺印を略した言葉で、直筆の署名に加えて印鑑を押す場合に用いられます。
接頭語の「ご」をつけて「ご捺印」とすることで、相手に対して敬意を表しています。
「ご捺印ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご捺印ください」は、契約書などの書類に捺印してほしい場合に用いられるフレーズです。
会話で使うこともありますし、ビジネスメールなど書面で依頼することもあります。
「捺印」は署名捺印のことですが、印鑑のみを押せばいいのかと勘違いしてしまうこともあります。
そのため「ご署名ご捺印ください」とした方が、相手にとっては分かりやすいです。
また、契約書の場合にはどこに署名したり印鑑を押せばいいのか分かりにくい場合もあると思います。
書類を送る場合には、どこに捺印すればいいのか示しておくと親切です。
特に複数のか所に捺印が必要な場合には、漏れがないようにすることが重要になります。
「ご捺印ください」を使った例文
・『内容を確認の上、こちらの契約書にご捺印ください』
・『書類一式をお送りしますので、契約書にご捺印ください』
「ご捺印ください」の類語や言い替え
「ご捺印ください」には、「ご署名ご捺印ください」や「ご捺印をお願い申し上げます」などの言い替え語があります。
「捺印」は署名捺印の略語なので、「ご捺印」は「ご署名ご捺印」と同じものです。
直筆の署名が必要だということを強調するために「ご署名ご捺印」とすることもあります。
また、「ご捺印ください」は丁寧な言葉ですが命令形なので、「ご捺印をお願い申し上げます」の方がより丁寧な表現になります。
目上の人などに捺印を求める場合には、「ご捺印をお願い申し上げます」の方が適しています。
まとめ
「ご捺印ください」は、直筆の署名に加えて印鑑を押してほしいということを伝えるフレーズです。
