「だけましです」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「だけましです」とは?
「だけましです」とは、ビジネスシーンや敬語での会話などにおいて「ないよりは良い状態であると言えます」もしくは「唯一の長所があると言える状況でございます」などという意味合いで使われている言い回しです。
取引や商売などを行っていく上で、その時点における状況や状態などについて言及することができる表現で、「何もなさそうに見えるもののひとつだけ輝くものが見えるのは良い傾向である」などというニュアンスで使用されています。
「だけましです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「だけましです」とは、「他所と比べた場合はましな方でございます」ないし「最悪の状態とは言えない次第であると存じます」などという意味合いで使われている文言です。
漢字では「増し」と表記される「まし」という語は、「他方と比較して勝っている」さまを表し、上記のフレーズは他のものと対比させたときに少しだけ優れている点がある旨につて触れることができる表現で、併せてましだと思える要因や要素などについても明示しておかなければならないでしょう。
「だけましです」を使った例文
・『新年度に入りまして、非常に忙しい日々が続いておりますが、そんな中でも週に一回お休みをいただけるだけましです』
・『長引く少子化によりまして今期入社した新入社員は2名のみでしたが、競合他社の0名と比べるとまだいるだけましです』
「だけましです」の類語や言い替え
・『まだ良い方であると言えます』
・『もっとひどい状況になる可能性も否めない次第でございます』
・『絶望することはない事態でございます』
まとめ
「だけましです」とは、ビジネストークや敬語での会話シーンなどにおいて「まったくないとは言えない状況でございます」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解した上で、その時の場面や状況などに応じてそつなく使いこなしましょう。