逆境に立ち向かって行く状況については、「ものともせず」で言い表すことがあります。
その強い心意気を称える時にも、使われる表現です。
ものともせずの使い方などを確かめてみましょう。
「ものともせず」とは?
危険や障害といった困難が目の前に立ちふさがっても、問題にしないで進んでいく、なんとも思わないかのようにやり遂げることを表します。
「ものともせず」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ある人が抵抗する勢力も問題にせず良い仕事をやり遂げたり、危険があっても前進し続けるような状況があります。
そのような逆境的な状況も意に介さずに進んで行く様子について「ものともせず」で言い表すことが可能です。
これによりその気概を好ましく見たり、称賛する意味で使うこともできます。
言葉に含む時には、「足の怪我をものともせず」などのように、何を問題としないで進めているかを示すのが良いです。
そしてものともせず「やり遂げた」など、その結果を併せることができます。
ただこれはある程度の困難が伴うことが使う条件であり、些細な事柄に使うと違和感が出たりするので気を付けてください。
「ものともせず」を使った例文
・『彼らは山岳の急斜面をものともせず、測量を続けていました』
・『周囲からの度重なる嫌がらせをものともせず、彼は偉業を成し遂げたのです』
「ものともせず」の類語や言い替え
「問題にもせず」は、支障にもならないとの意味です。
「何とも思わず」は、まるで何も問題にもしない様子を表します。
「意に介さず」は、批判や嫌なことを気にしないことです。
「物怖じせず」は、恐れを抱かず、気後れしないことを表しています。
「恐れを抱かず」は、怖いという感情を持たないことの意味です。
「気後れせず」は、恐れずに怯むことがないとを表します。
「臆せず」は、怖気づかないで、ものともしないことです。
「負けず」は、精神的に敗北すしないとの意味になります。
まとめ
困難へと立ち向かって行く様子を表せるのが、「ものともせず」との表現です。
具体的に何の困難であり、それに対しどう対処したかを示すことが大切であると言えます。
もし仕事上で逆境の状況になったら、この表現で言い表してみてはどうでしょうか。