ここでは「さすがに」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「さすがに」とは?
「さすがに」は、実力やポテンシャル、または状況などから、恐らく無理だろうという場合に使われてる表現です。
「さすがにそれは厳しいと思います」、「さすがにそんなことはないでしょう」といったような使い方になり、絶対に無理だ、それはないなどと言い切っていませんが、恐らくそうだろうと思っていたり、誰かにそう伝えたい場合にそういった用い方をされています。
「当選本数がそれだけでは、さすがに当たらないでしょう」のような使い方をしてもよく、それはまずないだろうと考えて用いられます。
「さすがに」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「さすがに」は、先のように、それはないだろうといった意味で使われます。
ただし、それは「さすがに」という形で用いる場合に限られる話で、「さすがは」と語尾を変えると、期待だけのことはあるという感心の表現になります。
こちらでは、「これだけの仕事をこんなに早く終わらせるとは、さすがは○○さんだ」などと用いられており、「さすがに」とは使い方が異なるので注意してください。
「さすがです」のように、単に「さすが」とだけ使った時にも、こちらの意味になると考えていいでしょう。
「さすがに」を使った例文
・『さすがにそれはできないと思っているので、違う方法を考えます』
・『さすがにそこまで売り上げは落ち込まないと思いますが、油断は禁物です』
「さすがに」の類語や言い替え
・『さすがの』
語尾をこの「の」とすると、「さすがの○○さんでも難しいのではないでしょうか」といったように、その人の実力が(そういった状況で)あっても、といった使い方をしたり、「あの選手は前評判通りのさすがの強さでした」などとした時には、「さすがは」とよく似た用い方ができる表現になります。
まとめ
「さすがに」は、恐らく無理だろうという使い方になります。
「さすが」という言葉自体にそういう意味があるのではなく、「さすがは」とすれば、期待の通りだという解釈になり、「さすが」とそのまま用いた時にもそちらの意味になるため、「さすがに」とした時だけそれはまずないだろうと使われています。