ビジネスにおいて一貫性は信頼を獲得するための重要な要素です。
「一貫性に欠ける」態度は敬遠される大きな理由になりますが、ビジネス用語の「一貫性に欠ける」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「一貫性に欠ける」とは?
「一貫性に欠ける」とは、「意見や態度にブレがありずっと同じではないこと」という意味で使われているビジネス表現です。
初めから最後まで同一の考えややり方を貫き通す状態を「一貫性」といいます。
最初から最後まで同じ考えや態度を崩さない様子を「一貫性がある」と表現するのに対し、途中でズレたり乱れたりして同一の状態が続かない様子を「一貫性に欠ける」と表現します。
ビジネスにおいてその時々で話の内容や考え方が変わるのは大きな問題です。
その度に話が変わるようではどんなに素晴らしい内容でも信用できません。
「一貫性に欠ける」態度はビジネスにおいて何よりも大事な信用を大きく損なう要因になるため、良い仕事をするには改める必要があります。
一般的には話が前後したり方針や基準が動いたりなど、きちんと定まっておらず状況によってすぐ変わる不安定さを指して「一貫性に欠ける」と表現します。
「一貫性に欠ける」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「一貫性に欠ける」お明確に指摘する場合は具体的な理由の提示が必要です。
話の矛盾点や主張の変化など態度が一貫していない具体的なところを問題点として示し改善を促しましょう。
逆に自分が指摘された場合は過去の言動を振り返って反省する必要があります。
客観的な事実によって成立する言葉なので主観のみで判断しないでください。
「一貫性に欠ける」を使った例文
・『一貫性に欠ける態度が嫌われた理由だ』
・『彼の話は一貫性に欠けるので信用できない』
・『値下げ後すぐの値上げは一貫性に欠けるが為替の急変を考えるとやむを得ない判断だ』
「一貫性に欠ける」の類語や言いかえ
「一貫性がない」「一貫していない」は同じ意味の表現です。
「コロコロ変わる」「ブレブレ」「定まらない」などは同じ意味合いのカジュアルな言い方に当たります。
まとめ
「一貫性に欠ける」は批判的な文脈でよく使われる言葉です。
ビジネス用語としては基本的な言葉なので覚えておきましょう。