同じ内容を繰り返す時には、「前述したように」が使われます。
簡単な表現のようですが、敬語にする場合は注意が必要です。
どんな場面で使って行くのかを確認してみましょう。
「前述したように」とは?
少し前に話した通りであることを意味しており、同じ相手に対して内容をもう一度繰り返し強調したい場面で使われる表現です。
「前述したように」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
人に解説やスピーチを行う時に、先ほどに述べた内容について、もう一度繰り返すことがあります。
その時に「前述したように」を使うことが可能です。
この表現によって内容を強調したり、また繰り返しになってしまうことを伝える効果があります。
話の中で使う時には、少し前に「努力が必要」などと述べたことを前提として、「前述したように、努力が必要」のように内容を繰り返すのが通常です。
少し前とは数分や数十分前のことであり、時間を経過し過ぎてからは前述とは言い難くなってしまいます。
また敬語の表現ではないので、目上に対して使う時は、丁寧な形に言い替えたほうが良いでしょう。
「前述したように」を使った例文
・『前述したように、掃除というのは心を整える意味でも大切なことです』
・『前述したように、この問題点を解消する必要があるでしょう』
「前述したように」の類語や言い替え
「先ほども申し上げたように」は、少し前に話した内容を繰り返すことを、敬意を込めて言い表しています。
「前述しましたように」は、前に話したことについて、丁寧に言い表す形です。
「前にも述べたとおり」としても、前述のようにを表すことができます。
「既述のとおり」は、すでに話した内容であることの表現です。
「前記のとおり」は、文章の中で前に述べたことを表しています。
「上記のとおり」の場合も、文章の中で、直前に述べたことです。
前述については、「先述」「前掲」「前出」など他の形にも言い替えることもできます。
まとめ
前に話した内容をまた繰り返すにあたり、「前述したように」を用いることができるのでした。
その場合はあまり時間を経過してからは使わないことや、目上にには言い替えるなども必要です。
話を強調したい時には、これを使ってみてください。