ここでは「原因の一端を担う」の表現についての意味、ビジネスメールや会話での使い方、例文や類語などをご紹介していきます。
「原因の一端を担う」とは?
「原因の一端を担う」は「げんいんのいったんをになう」と読みます。
「原因の一端を担う」の「一端を担う」とは、ある物事について、責任や役割の一部分を引き受けたり、負ったりすることを意味しています。
「原因」は思わしくない、好ましくない状況や状態になった時に、それを引き起こすもとの意味合いがあります。
そのため、「原因の一端を担う」とは、そのような状況、状態のもとの責任や役割の一部分を引き受けたり、負ったりすることを表しています。
また、「一端を担う」と間違えやすい表現に、「一翼を担う(いちよくをになう)」があります。
「一翼を担う」には、ある物事の大きな役割を受け持つことで、ポジティブな意味合いがあります。
一方、「一端を担う」はこの言葉自体にはポジティブやネガティブな意味はなく、その状況や状態の内容によって、用いるかどうかを判断する必要があります。
そして、英語で「原因の一端を担う」は、「play a part in the cause」、「to be partly responsible for」、「to play a role in」などと表記することができます。
「原因の一端を担う」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「原因の一端を担う」は、何らかの思わしくない、好ましくない状況や状態の原因の重要な責任や労力を伴う役割などを引き受ける意味で使われます。
この表現はポジティブな状況では用いないので、使い方に気を付けたいものです。
「原因の一端を担う」を丁寧な表現にすると、「原因の一端を担っています」などになります。
「原因の一端を担う」を使った例文
・『彼はその原因の一端を担うことになりました』
・『彼らはその問題の原因の一端を担っています』
「原因の一端を担う」の類語や言い替え
「原因の一端を担う」の類語や言い替えには、「原因の一端に関わる」、「原因の一部に関わる」、「責任の一端を担う」などが挙げられます。
まとめ
今回は「原因の一端を担う」の意味や、ビジネスメールや会話での使い方や、例文、類語などについてお伝えしてきました。
「原因の一端を担う」はある物事、特に好ましくない状況や状態のもとの責任や役割の一部分を引き受けたり、負ったりすることを意味しています。
「原因の一端を担う」の丁寧な表現には「原因の一端を担っています」などがあります。
「原因の一端を担う」の「一端を担う」と似たような意味合いを持つ表現はいくつかありますが、ビジネスでの場面に適した表現を使うようにしたいものです。
