「整合性がない」は否定的な意味で使われるビジネス表現です。
日常生活で使うケースもある言葉ですが、ビジネス用語の「整合性がない」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「整合性がない」とは?
「整合性がない」とは、「2つの事柄の間にズレや矛盾がありぴったり一致しない」という意味で使われているビジネス表現です。
ある2つの事柄の間でおかしなところが全く存在せずぴったり完全に一致する性質のことを「整合性」といいます。
2つの事柄を比べた時どこにもズレがなくぴったり一致する状態を「整合性がある」と表現するのに対し、おかしな点があって一致しない状態を「整合性がない」と表現します。
ビジネス用語としての「整合性がない」は論理的に破綻していてぴったり一致しない様子を指す言葉です。
主に話の内容に矛盾がある状態を指して使うことが多く、前に話していた内容と違っていたり論理的に成り立たない部分があったりなど話のおかしな内容を表す意味で使われます。
基本的にはデータの不一致や数字のズレなど客観的な事実として確認できるおかしさを表す意味で用いられます。
「整合性がない」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
おかしさを断定している表現なので具体的な理由がないと用いるのは危険です。
どこがズレているのか、どこに矛盾点があるのかなどきちんと説明できる状態を整えてから「整合性がない」と指摘しましょう。
「整合性がない」を使った例文
・『彼の話には整合性がないので信用できない』
・『データに整合性がないのででっち上げの可能性がある』
・『整合性がないのなら信用するに値しない』
「整合性がない」の類語や言いかえ
「論理的でない」「合理性にかける」などの表現が同じような意味で使われています。
おかしなところがあることを強調する場合は「矛盾している」「辻褄が合わない」「筋が通らない」「非論理的である」などを使います。
まとめ
「整合性がない」は思い込みや主観ではなく客観的な事実が重要な言葉です。
強い意味を持つので軽々しく使わないよう注意しましょう。