ここでは「調整がつかず」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「調整がつかず」とは?
「調整がつかず」は、主として何かのスケジュールに対して用いられています。
例として、「その日程では調整がつかず、改めて決め直すことになりました」と使った時には、提示された日程では都合がつかなかったので、それを決め直すこちになったと言っており、「先方の調整がつかず、未だに日程が決まっていません」といったような用い方の場合には、先方の都合がつかないため、何かの日程がまだ決まっていないという解釈になります。
このような使い方をすることから、ビジネスシーンで他社とのやりとりや日程管理などの際によく見聞きする表現です。
「調整がつかず」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「調整がつかず」は先のように、その内容では、または誰かの都合がつかないので、という用い方がよく見られます。
これから先のスケジュールが対象になる場合が多いですが、過去のことを対象にして、「その件ですが、こちら側の調整がつかず、結局流れてしまいました」のように使うこともできます。
「調整」という言葉から、「そちらの機械はどうしても調整がつかず、動かすことができませんでした」などと用いることができなくもありませんが、そのような時には「調整ができず」のようにするとよく、「調整がつかず」のままで使うことはあまりありません。
「調整がつかず」を使った例文
・『来週では調整がつかず、再来週以降にすることにしました』
・『あの件は、どうしてもこちらの調整がつかず、白紙になってしまった覚えがあります』
「調整がつかず」の類語や言い替え
・『調整中です』
この形にすると、何かしらのスケジュールを決めようとしている最中だという使い方に向いている表現になります。
「そちらの日程に関しましては、現在調整中です」といったように用いられますが、これから先のことに対して現在そうしているといった使い方になり、機械などを対象に、「そのプリンターは調整中ですので、今は利用できません」のような用い方もできます。
まとめ
「調整がつかず」は、これから先の、または既に終わったスケジュールに対して、都合をつけることができないので、またはできなかったため、と使われています。
機械類に対する「調整」には向いていない表現のため、そちらには用いない方がいいでしょう。
