「軌道に乗せる」という表現はビジネスで頻繁に用いられます。
ニュースでもよく使われているフレーズですが、ビジネス用語の「軌道に乗せる」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「軌道に乗せる」とは?
「軌道に乗せる」とは、「物事が順調に進むようになる」という意味で使われているビジネス表現です。
「軌道」は「その通りに進むようあらかじめ定められた通り道」を意味する言葉です。
身近なところでは敷設した通りに走行する列車のレールが軌道に当たるほか、惑星や衛星が通る一定の経路も軌道と呼ばれます。
「軌道に乗せる」は列車が定められたルートを順調に走るように、物事を安定して進む状態までもっていくことを意味する言葉です。
会社の運営状況や仕組みを整え問題なく回るようにしたり初期の大変な状況を乗り越えプロジェクトを安定的に稼働させたりなど、大きく手を入れることなくそのままの状態で当初の計画通りに進む状態にまでもっていくことを「軌道に乗せる」と表現します。
「軌道に乗せる」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「軌道に乗せる」と表現を使うには物事がうまく回っている段階にまで持っていく必要があります。
常に対処しないと予定通りの状態にならない段階では「軌道に乗せる」とはいえません。
問題や課題がある程度解決し努力しなくても円滑に進行する状態に入って初めて使える表現なので、状況を判断して使いましょう。
「軌道に乗せる」を使った例文
・『新しくオープンしたお店を何とか軌道に乗せる』
・『会社を軌道に乗せるまで休んではいられない』
・『プロジェクトを起動に乗せるのがマネージャーの役割だ』
「軌道に乗せる」の類語や言いかえ
「形にする」は安定させるニュアンスは少ないものの同じような意味合いで使われています。
「歯車がうまく回り始める」「噛み合い始める」は継続性こそ弱めですが、物事がうまくいっている様子を表す意味で使えます。
「順調に進む」「上手くやる」「流れに乗せる」「勢いに乗せる」なども似たような意味合いで使われる表現です。
まとめ
「軌道に乗せる」は運営や経営に関連して使われるビジネス用語です。
いろいろな物事に使う表現なので覚えておきましょう。