ここでは「終日可能」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「終日可能」とは?
「終日可能」は、その日一日、いつでもそれが可能だという意味で用います。
例えば、「そちらの器具の利用は終日可能です」と使うと、それは一日中使うことができると言っており、「終日可能な日を教えてください」とすれば、一日中何かが可能な日を教えて欲しいという用い方になります。
この後者は、アルバイトなどの勤務シフトを組む際に、一日中入れる(それが可能な)日を教えて欲しいと訊ねる際によく使われている用い方で、その場合にはシフトがしかれている間や営業時間中という解釈になると考えていいでしょう。
「終日可能」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「終日可能」は、先のように、使い方によっては一日中のことではなく、営業時間中といったような用い方になる場合があります。
何かが一日中使えるかという例の方も、基本的にはそれが使える時間帯の中で、という意味になります。
そのため、本当に丸一日中という解釈で用いることは少ないのが実情で、その時間の中で何時間だけ、○〜△時の間だけという利用方法があったり、そのような使い方ができる時に、そうではなく、全ての時間帯で可能だという用い方をするための表現になります。
「終日可能」を使った例文
・『そちらの利用は終日可能となっていますが、そのためには別途料金を支払う必要があります』
・『来週のうち、シフトに入ることが終日可能な日があれば、できるだけ多く教えてくれませんか』
「終日可能」の類語や言い替え
・『終日不可』
こちらは逆に、一日中利用することができないと使うための表現です。
「その日は体育館の利用は終日不可となっています」のような使い方になり、やはり丸一日中といった解釈ではなく、営業時間や本来利用できる時間帯のその全ての間で、といった意味で用いられることが多く見られます。
まとめ
「終日可能」は、何かが一日中利用できるという意味で用いる表現になります。
本当の意味での丸一日中ではなく、本来利用できる時間帯の間全て、といった解釈になることがほとんどで、それができるかと訊ねたり、そうできると伝えるために使われている表現です。