「見舞われる」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「見舞われる」とは?
これは、「見舞う」という動詞が変化した言葉です。
「見舞う」は、相手の様子を確かめるために訪問するような意味になります。
また、使い方次第では、相手に好ましくない影響を及ぼすような意味にもなります。
たとえば、「入院した知人を見舞う」は前者の使い方、「痛烈な一撃を見舞う」は後者の使い方になるのです。
さらに「見舞われる」は受動表現としても尊敬語としても使用できます。
たとえば、「敵から攻撃を見舞われる」は受動表現、「部長が知人を見舞われる」は尊敬語になるのです。
「見舞われる」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
たとえば、ライバル企業が新製品の概要を公表したとします。
そしてその内容は、あなたの会社のシェアを大きく奪うようなものになっていたのでした。
このような場面で、「あの製品が世に出れば、当社としては痛烈な打撃を見舞われることでしょう」と述べるとよいでしょう。
これにより、打撃を被るような様子を、上手に伝えられるのです。
なお、「見舞われる」を使う場合は、組み合わせる言葉に注意しましょう。
「見舞われる」を単独で使用すれば、受動表現と尊敬語の区別がつかないものになります。
つまり、どちらの意図で使用しているかは、組み合わせる言葉から判断するしかないのです。
相手に誤解を与えないように、適切な言葉を用いるとよいでしょう。
「見舞われる」を使った例文
「見舞われる」を使った例文として、以下のようなものが挙げられます。
・『大型の台風に見舞われる』
・『部長が直接見舞われるはずです』
「見舞われる」の類語や言い替え
「見舞われる」を同じような意味で言い換える場合には、いくつかの方法があります。
たとえば、「お見舞いになる」は尊敬語として言い換えた表現になります。
また、「被る」や「被害を受ける」などに言い換えれば受動表現の意味で使用できるのです。
まとめ
これらのことから、「見舞われる」をビジネスメールや会話で活用できると分かります。
実際の状況に応じて、上手に活用するとよいでしょう。