「辛抱強くご指導していただけますと」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「辛抱強くご指導していただけますと」とは? ビジネス用語

この記事では、「辛抱強くご指導していただけますと」のフレーズについて、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。

「辛抱強くご指導していただけますと」とは?

「辛抱強くご指導していただけますと」のフレーズにおける「辛抱強く」の読みは「しんぼうづよく」で、「簡単に諦めすに、がまん強く」といった意味の言葉です。

次の「ご指導していただけますと」は、「指導する」に敬意を示す接頭辞の「ご」が付けられ、その後ろに「もらう」の謙譲語の「いただく」、丁寧語の「ます」、そして最後に仮定を表現する「と」が付けられたものです。

以上より、「辛抱強くご指導していただけますと」のフレーズは「簡単に諦めすに指導してもらえると」との意味の丁寧な敬語表現となります。


「辛抱強くご指導していただけますと」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「辛抱強くご指導していただけますと」のフレーズの後ろには、その構文から「幸いです」との言葉が続けられることになります。

この文章構成で、「簡単に諦めすに指導してもらえると嬉しい」といった意味になり、文法的には正しい日本語となります。

このフレーズは、目上の方に辛抱強く指導してほしいと少し遠回しにお願いする表現となります。

このフレーズは、文法的には正しくても、明らかに違和感のある文章と言えます。

それは目上の方に、自分は無知で理解力がないので、「辛抱強く指導してほしい」とお願いしていることになり、この「辛抱強く」との言葉を添えることが違和感の原因なのです。

「辛抱強くご指導」の表現は、転勤される上司等に「辛抱強くご指導いただき、誠にありがとうございました」等と過去のこととして使う場合は、自分の能力を謙遜して表現していることになり問題ありませんが、これからお願いする場面で使うのはおかしいと言えるのです。


「辛抱強くご指導していただけますと」を使った例文

・『辛抱強くご指導していただけますと幸いです』
・『辛抱強くご指導していただけますと嬉しいです』

「辛抱強くご指導していただけますと」の類語や言い換え

このフレーズは違和感があり、単に「ご指導していただけますと」「ご指導いただければ」との表現を使うべきと言えます。

まとめ

「辛抱強くご指導していただけますと」のフレーズは「簡単に諦めすに指導してもらえると」との意味の丁寧な敬語表現です。

文法的には間違いではありませんが、違和感のある表現と言えます。

タイトルとURLをコピーしました