ここでは「お名刺をいただけますでしょうか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お名刺をいただけますでしょうか」とは?
「お名刺をいただけますでしょうか」は、その相手に名刺をもらいたいと思って使う表現です。
そのため、直接その相手と面等向かって用いることがほとんどで、それをもらうことになっている場合や、こちらは渡したのにそのお返しとしてもらえなかったような時に、「失礼ですが、お名刺をいただけますでしょうか」のような使い方になります。
ですが、この語尾の「ますでしょうか」といった用い方は二重敬語のため、間違いになります。
正しくは「お名刺をいただけますか」という表現になるので、そちらで使ってください。
「お名刺をいただけますでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お名刺をいただけますでしょうか」は、先のように、「お名刺をいただけますか」が正しい形になるため、以下そちらで説明を続けます。
基本的にはその相手に向かって直接用いる表現ですが、事前にメールなどで「当日は受付のため、入場の際にお名刺をいただけますか」といったような使い方をすることもできます。
ですが、その手の用い方の場合には「お名刺を頂戴しております」のように使う方が適しているため、この「〜いただけますか」は、その場で用いる時の形だと考えておいて構いません。
「お名刺をいただけますか」を使った例文
・『失礼ですが、そちら様のお名刺をいただけますか』
・『弊社のお得意様の管理に利用しておりますので、申し訳ありませんがお名刺をいただけますか』
「お名刺をいただけますか」の類語や言い替え
・『お名刺を頂戴できますか』
この「頂戴」という使い方は、前述のそうしていますと用いる場合だけでなく、このように、そうお願いしたいと直接その相手に対して使うこともできます。
こちらを用いて「申し訳ありませんが、お名刺を頂戴できますか」と他社など対外的な相手に使っても失礼になることはなく、そのまま言い替えになる表現です。
まとめ
「お名刺をいただけますか」は、その相手の名刺をもらいたいと思って使います。
面等向かって用いることがほとんどになりますが、表現としては予め「当日は受付でお名刺をいただけますか」のような用い方をしてもよく、そういった場合には「〜頂戴しております」の方が適しているものの、そのような使い方もまま見られます。